更年期症状の3つのポイント
更年期症状は女性ホルモンの低下だけでなく、人それぞれの気質や体質、環境的要因が深く関係しています。
生活習慣を見直し、自分自身で変えていく努力も、更年期対策には大切です。
ポイントは3つ。日々の食事、軽い運動、そして更年期に負けないメンタル作りです。
それぞれ具体的な方法を次に紹介します。諦めることなく挑戦してみましょう。
食事
体にできるだけ負担をかけない食べ方こそ、更年期を穏やかに乗り越えるコツです。
食べたものをきちんと消化吸収できる食べ方が、更年期に負けない体を作る基本です。
「なかでも一番大切なのは、規則正しい食事です。
理想はおやつを含めて計6回、決まった時間に分食すること。
しかもゆっくり時間をかけて楽しむことで、胃腸に負担をかけないことに」 また、食べる順序を、野菜⇒たんぱく質⇒炭水化物に変えるだけでも効果あり。
血糖値の急激な上昇を防ぎ、メタボ予防にもつながります。
「とはいえ、更年期に無理なダイエットは厳禁。必要な栄養が不足し、更年期症状を悪化させることになりかねません」 ちなみに同じ料理ばかりではなく、多様な食材を取り入れることが、バランスのとれた食事をする最大のコツです。
更年期の食事のポイント
今までの食生活を見直して食べ方を少し変えてみる。
規則正しく分食をしましょう。 食事に時間をかけること。ゆっくり食べることが肝心です。
食べる順序を変えるだけ。血糖値を上げない食事をする
多種多様な食材を使いましょう。偏った食べ方は病気を招きます
更年期のむやみなダイエットは禁物
運動
自分に甘くてOK。無理のない範囲で続けることでいつのまにか体はラクになり、気分も爽快!
「運動というと、日本人はどうしても頑張り過ぎる傾向にありますが、更年期に行ってほしいのは軽い運動。
1週間に2~3回散歩をするもよし、朝のラジオ体操をするだけでもいい。
とにかく長いスパンで持続させることが重要です なかには「何をしていいのか分からない」という人もいるの では。そんなときはプロに学ぶのも手。
水泳やウォーキング、エクササイズなど、体に必要な筋肉や体力の整備が効率よくできるはず。
人生の後半を楽しく過ごすためにもおすすめです。
更年期の運動のポイント
大切なのは頑張らないこと。自分ができることを無理なく続ける。
1日10~15分だけでも、1週間に2~3回の運動でもok。
ウォーキングやスイミングなどの有酸素運動を取り入れる。
インストラクターに学ぶのも一つの手。効率的な代謝方法が分かります。
日々、体を動かすことを忘れない。
メンタル
つらいときには、素直に「つらい」と言ってみる。我慢せずに、自分を解放してあげましょう。
更年期になると気分が落ち込み、「自分はだめな人間だ」などと思いがちです。
「つらい思いをひとりで抱え込むより、家族や友人にその思いのたけを吐き出すことが更年期をやり過ごすための第一歩。 ときにはカウンセラーに身を委ねてみるのもいいでしょう。
世界が開け、自分自身が改めて見つめ直せるようになります」 また、自分が心から楽しい、心地いいと思うことにチャレンジしてみて。
幸せな人生を掴むのはあなたの気持ち次第と言っても過言ではないのです。
更年期のメンタルのポイント
更年期は、自分と向き合う絶好のチャンス
不調や不安をひとりで抱え込まず、友人や家族、パートナーに話を聞いてもらう。
大人の女性はプロを賢く利用する。
「楽しい」「心地いい」と思うことを見つけてやってみる
我慢しないことが改善の第一歩です。