太りやすい・高血圧はこんな症状
大食いしているつもりはないのに、体重が増えてきたり、ダイエットをしてもやせにくくなったりします。
新陳代謝が低下し、体を動かすエネルギーがそれほど必要でないのに、若いころと同じような食生活を続けているため、体重が増えてしまうのです。
また、自律神経のバランスが乱れたり、筋肉や粘膜が弱くなることで、血圧が高めになったり、コレステロール値や中性脂肪も増えやすくなります。
こんな症状に気をつけて
太りすぎたり、高血圧になったり、コレステロール値や中性脂肪の値が正常値の範囲を超えると、体のあちこちにトラブルが起きます。
代表的な病気としては、糖尿病、動脈硬化症、高脂血症、高血圧症など。
これらは、「生活習慣病」と呼ばれるように、毎日の生活の積み重ねが引き金になり、悪化すると治療が必要なだけでなく、命にもかかわります。
更年期以降は、これらの病気にかかりやすいことを自覚して、健康的な生活に切り替えることが欠かせません。
更年期の対策 Review
を飲み始めてから、便秘が治り、疲れなくなりました。
東京都練馬区 匿名希望 52歳
ここ2~3年で、体重が10キロも増え、ダイエットをしてもなかなか体重が減らず挫折を繰り返していたのですが、を飲み始めてから、便秘が治り、疲れなくなりました。
運動が苦手でしたが、散歩を心がけています。のお陰かなと思っています。
太りやすい・高血圧のセルフケア
スクワットで燃えやすい体に
更年期の女性は忙しく、なかなか運動できないという人も。
そんなときは、「冷え」で紹介しているスクワットがおすすめ。
太い筋肉が集まっている太ももやおしりを鍛えることで、エネルギーが燃えやすい体になります。
和食中心の食生活を意識する
更年期は働き盛りなので、食欲はそう落ちません。
満足感をキープしながらカロリーを控えるには、野菜やきのこ、海藻類などヘルシーな食材をたっぷり使うのがコツ。
和食中心の食生活がおすすめです。
大豆製品の納豆やみそ、豆腐などに含まれる、女性ホルモンに似た働きの大豆イソフラボンも、たっぷりとれます。
こまめにウォーキングを続ける
エネルギーが燃えやすい体にするには、スクワットのように筋肉を鍛える運動と、ウォーキングのような有酸素運動を組み合わせるのが効果的。
ひと駅分歩いたり、エスカレーターを使わずに階段を上ったりするだけでもOK。
まめに歩けば、時間は短くても立派なウォーキングになります。
今までの食事を見直そう
更年期はこれまでの食事を見直すチャンス。
ご飯やパンなどの炭水化物をとりすぎていないか、緑黄色野菜や根菜類、海藻類がたっぷりとれているか、肉や脂が多い食事にかたよっていないか、食事日記をつけるなどして見直してみましょう。
エネルギーのもとになる糖質や油脂は、とりすぎると肥満の原因に。
写真は成人女性が一日に必要とする穀物と砂糖、油脂の目安。 ご飯茶碗2杯分と6枚切り食パン1枚、砂糖大さじ1、油大さじ1と 1/4です。
菓子も含めての数字なので、甘いものを食ぺたら、その分のご飯を加減しましょう。
BMIで適正体重をチェック
BMIとは、自分の体重の肥満度をチェックする方法です。
更年期もこの計算を目安に、体重の増加を考えていくので今のうちからのチェックが必要です。
下のフォームにあなたの数字を入れてみて、BMIを測定してみましょう!
入力欄に身長・体重を入れ「計算」をクリックすると計算結果・判定・肥満率・理想体重と範囲が表示されます。
最もからだにいいとされるBMI数値は「22」です。このときの体重をキープすることで、いい女性ホルモンの分泌が期待できます。
かなり多くの人がこのBMI数値の「22」よりも下回るかもしれません。
その理由は「BMI数値」は全世界で共通のため、欧米女性に比べると日本の女性の標準がやせ気味の傾向にあるからです。