不眠はこんな症状
寝つきが悪くなかなか眠れなかったり眠りが浅く夜中に何度も目が覚めたり、朝早くに目覚めたり、睡眠時間は充分なのに疲れが残っていたり……。
これらの不眠も更年期に起こりがちな症状です。 女性ホルモンが減ってくると、脳細胞の新陳代謝が滞ってきます。
質のよい睡眠を引き出すセロトニンやメラトニンの分泌も低下するため、心地よい睡眠が得られにくくなるのです。
こんな症状に気をつけて
不眠の人は、疲れやだるさを感じるようになります。
また、イライラしたり、落ち込んだり、冷えが強くなったりと、他の更年期症状も悪化しがち。
病気への抵抗力も落ちるので、風邪などの感染症にもかかりやすくなります。
睡眠時無呼吸症などの病気が隠れていることもあります。
セルフケアを続けても、なかなかよくならないときは、婦人科や更年期外来、心療内科などを受診してみましょう。
更年期の対策 Review
いまでは、私も毎日飲んでいます。
千葉県松戸市 匿名希望 55歳
更年期まっただ中です。 最近、夜中に何度も目が覚め、なかなか寝付けませんでした。
昼間も体がだるく、うたた寝の毎日で、何とか夜ぐっすり熟睡したく 薬に頼ろうか悩んでいました。
友人から、こちらのは無添加の野菜と知らされて、 早速飲み始め、一袋が終わりました。
夜、良く眠れるようになりました。 今後も愛飲して、更年期を乗り越えていきます。
不眠のセルフケア
ひと口の甘いもので気持ちをやわらげる
漢方的には、甘いものを食べると張りつめていた気持ちが緩むので、眠りやすくなります。
おすすめはなつめやプルーンなどのドライフルーツ、自然な甘みで食物繊維も豊富なので、1個でも満足感が得られます。
色のきれいなロンやプチケーキなら、がんばったご褒美として食べても。 眠る前なのでごく少量にして。
頭のツボ押しで気持ちを静めよう
寝る前は、一日の緊張で頭に血が上ったような状態になっています。
そんな緊張をほぐすには、頭部のマッサージがぴったり。 指の腹で頭全体を刺激しましょう。
とくに、百会という頭のてっぺんにあるツボを押さえると、血のめぐりがよくなり、すっきりします。
●百会
左右の耳たぶを結んだ線と顔の中心線が交わったところにあります。頭痛のときにもよいツボです。
眠る前のリラックスタイ厶でのんびり
直前までハタハタと過ごしていると、神経が高ぶっているので、なかなか寝つけません。 部屋の明かりを落とし、静かに過ごすリラックスタイムを30分ほど設けてから休みましょう。 毎晩、続けることで、ちょうどいい入眠儀式になり、脳が「そろそろ眠る時間」と意識しやすくなります。
寝る前にホットミルクやハーブティーを
寝る前にホットミルクやハーブティーを飲んでみましょう。
牛乳には、質のよい眠りに導くセロトニンの材料になるトリプトファンが含まれているので、入眠の助けになります。
ハーブティーは、高ぶった神経を静める働きのあるカモミールがおすすめです。
湯たんぽで冷える足を温める
更年期はお風呂上がりにすぐベッドに入っても足が冷えて眠れないことが多いもの。
「頭寒足熱」というように、足を温めるのが安眠のポイントです。
足が温まったら簡単にはずせる湯たんぽを使ってみましょう。